ブス界の美男子を目指して

最近見た目を褒められる回数が増えた、ような気がする。

中学・高校時代は皆無。大学に入ってから、100人に1人くらいの割合でイケメンと言ってくれる人がいた。ただし相手はいつも男で、女性はやっぱり皆無のまま。しかも、たいてい他の人がいる前で言われるもんだから、周囲から「全然カッコよくない」「あり得ない」「どこ見てるの」的な批判を、自分だけでなく褒めてくれた人まで受ける羽目になってしまい、毎回申し訳ない気持ちになっていた。もう頼むから言わんでくれと。

それが社会人5年目の今年に入って、そういう場面に出くわしても、何人かは「うんうん」と同調してくれることが多くなった、ような気がする(弱気)。あと一番の変化は女性からも言われるようになったこと。まあ、年齢的にも社会地位的にも、お世辞を言われやすい年代に足を踏み入れていることは重々承知しているが、それでもブサイクと言われるより嬉しい。何よりイケメンと言った人が批判されなくなってきたのが一番嬉しい。ありがとうありがとう。

それでも、生まれながらのイケメンに対しては、勝ち目がひとつも無い。見た目の改善は人並みプラスアルファに努力してきたつもりだけど、それをいくら継続しても決して乗り越えられない壁を感じる。というか越えようとする行為自体おこがましいのだと思う。故に、私のことをイケメンと言ってくれる人が多数派になる日は一生来ないだろう。そして私にできることは、街を歩くイケメンを注意深く観察し、心の中でカッコイイを連呼し、一日だけでいいからあんなイケメンに生まれ変わりたいと非現実な妄想を抱き続けることくらいだ。

とりあえず、久々の投稿がこんなどうしようもない内容になってしまうとは思わなかった。今年も残り一ヶ月。

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