山形「新庄まつり」に初めて行ってきた

妻の故郷、山形県新庄市で毎年夏に行われている祭「新庄まつり」。以前から「観光客もたくさん来るすごいお祭り」という話だけ聞いていてずっと気になっていたのだけど、今年はありがたいことに妻のご家族からお誘いをいただいたので、山形への旅行も兼ねて初めて行ってきた。

そもそも新庄市ってどこ?

知らない人のために簡単に新庄市の紹介。

新庄市位置図

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山形県の北東、秋田との県境付近にある市。市のほぼ中心に位置する新庄駅は山形新幹線の終着駅でもある。人口は3万人ほど。幽遊白書やHUNTER×HUNTERでお馴染み冨樫先生の故郷としても有名。

新庄まつりの概要

260年以上前に始まった伝統あるお祭りで、毎年8月24~26日に開催される。

お祭りの特徴はなんと言っても山車。「だし」ではなく「やたい」と読む。形状はよくある神輿のようなものではなく、紙や人形などで物語の舞台を連想させる飾り付けが施されている。

山車は新庄市内の町ごとに、計20台も作られる。各年それぞれの町で飾り付けが異なり、歴史上の人物やおとぎ話をテーマにしているのが特徴。

…と説明してもようわからんと思うので、実際に見てもらったほうが早い。

一日目(宵まつり)

お祭り初日。日中に町中を練り歩いた山車が、夜にライトアップされて駅前に次々とやってくる。

これが山車。下は車輪になっていて、各町の子供や若者に引かれて動く仕組み。また、山車の後ろには太鼓が付いていて、その後ろにいる笛や鈴の奏者とともにお囃子を奏でている。

ちなみにこの青と赤のコントラストが鮮やかな山車は東本町の「左甚五郎の登り龍」。

山車をもう少しアップで撮るとこんな感じ。飾り付けは町ごとで全然違うけど、どれもかなり細部まで作り込まれている印象。しかもこれ、職人ではなく、すべて一般の町民による手作りだとか。

こちらは大正町の「祝天皇即位 令和元年 寿七福神」。個人的に一番豪華で綺麗だと思った山車。テーマも今年を表していて良さげ。

鯉の存在感がすごい落合町の「義経と弁慶「運命の出会い 忠義の契り」」。鯉もさることながら、こうやってみると人形それぞれの衣装や表情すべてに強いこだわりを感じる。

撮った写真が多すぎて他の山車を紹介しきれないけど、こんな感じで、約1時間ほど煌びやかな山車と風情あるお囃子を堪能した。

なお、お義母さんが駅前の有料観覧席(しかもS席)を確保してくれたおかげで、審査員席のほぼ真後ろからゆっくり鑑賞することができた。ありがたや。

二日目(本まつり)

翌日は午前中に大名行列と山車の行進があった。ちなみに、この日もお義母さんと義妹さんが朝早くに起きて、駅前の最前列を確保してくれていた。ありがたやありがたや。

大名行列の序盤。歩き方が特徴的な足軽の行進。

大名様は馬に跨って最後に登場。

そしてここから山車の出番。20台がぞくぞくと登場する。

夜のライトアップされた山車も良いけど、昼間のほうが装飾のより複雑で細かい部分を見ることができて興味深かった。何よりかなりの至近距離だったので迫力あったし、貴重な経験ができたと思う。妻のご家族には改めて感謝。

三日目(後まつり)は行けず

日程の都合で三日目の後まつりは行けなかったけど、例年だとすべての山車が駅前の大通りに展示されるといった催しがあるらしい。また、その年の優秀山車が3台選ばれるのもこの最終日。うち1台は新庄駅内に、2台は市の歴史センターに1年間展示されることになる。

ちなみにこれは行ったときに新庄駅に展示されていた昨年の優秀山車。今年は川西町の山車が選ばれた模様。

新庄まつり公式ホームページ|ユネスコ無形文化遺産登録 | 国指定重要無形民俗文化財|山形県新庄市
ユネスコ無形文化遺産登録 国指定重要無形民俗文化財 新庄まつり。山形県新庄市で今...

まとめ

東北の山車を使ったお祭りといえば青森のねぶた祭が有名だけど、この新庄まつりももっと注目されて良いのではと思う。適切な表現ではないかもだけど、実際、想像していたよりも「お祭り」として完成されていたし、山車やお囃子を町全体が一体となって取り組んでいる姿・空気が心に残った。

ずっと外を出歩いていたおかげでだいぶ日に焼けてしまったけど、良い夏の思い出になった。

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