GPD P2 MAXはとにかくファンがよく回る。そしてうるさい。それだけ本体が熱くなっているんだろうけど、先日ファンの回転を抑えるファームウェアが公開されたので適用してみた。
ファームウェアのダウンロードと適用
ファームウェアは以下のGPD公式サイトで配布されている。
ファン抑制は「P2 MAX.023 (BIOS)」以降で反映されている。(2019/11/17現在の最新版は027)
リンクからダウンロードしたら解凍し、exeファイルを実行する。
コマンドプロントが起動され、実行中は操作できない。完了したらOSを再起動する。
BIOSでのファンモード変更
適用したファームウェアは「異なるファンモードを選択できる」ようにするだけなので、実際にファン回転を抑制するためにはBIOSからファンモードを変更する必要がある。
BIOSはPC起動時にFnキーを押しながらDel(Backspace)キー連打で起動できる。
これがファームウェア適用前のBIOS画面。「Project Version」から、出荷時のバージョンは021だったことがわかる。
バージョンが023未満なので、当然ながらこの状態だとファンモードを選択できない。
そしてこれがファームアップ後のBIOS画面。「Project Version」が0.23になった。
というか、今見て思ったけど「M.2 SSD (NVME)」が認識されてないようにみえるけど大丈夫かな。まあ普通に動いてるからいいか(適当)
「Security」タブに移動し、下のほうにある「Fan Policy」を変更する。
デフォルトだと「Standard Mode」になっているので、「Quiet Mode」に変更する。
モードの名前がわかりやすくてよい。
「YES」でBIOS設定を保存して終了。お疲れさまでした。
で、実際どうなの?
確かにファン音は軽減された、ただゼロにはならない。ファームウェア適用前(モード変更前)が「ファアァアアァア」だとしたら、適用後は「ファーーーーー」な感じ。分かりづらくてごめんなさい。
注意点というかデメリットとしては、やはりパフォーマンスは低下するらしい。このPCで重たい処理をゴリゴリ回す人はそういないと思うけど、下位モデル(CPUがCeleron)だと普段使いにも支障が出たとの報告もある。
とはいえ使用中の上位モデルでネットサーフィンしてるぶんには今のところ違和感ないので、しばらくこれで様子見しようと思う。