日記

先日、浪人してた頃の日記を偶然見つけた。

すべての大学に落ちてから、翌年合格して大学入学するまでの丸一年分。内容はたいてい勉強の愚痴や模試の感想なんだけど、たまに一日どう過ごしてるかとか、気になるモノやウェブサイトを紹介してたり、逆に気に食わないモノは批判してたりもして、他者に似たとても新鮮な感覚でぜんぶ読んでしまった。オレ、昔はちゃんと主義主張あったし、ちゃんと表現してたんだなあと。

昔は、自己顕示欲が相当強かったと思う。自分の思考や意見が大して価値のないことに何となく気付いて、他者になるべく喜ばれる、ウケる言葉を意識しはじめたのは、大学に入ってからだろうか。その何となくの予感が確信に変わったのは、社会人になってからだけど。

確信して、自己表現することが徐々に億劫になったし、格好悪いことにも思えた。他者の視線を気にしすぎて、そもそも「自分の意見って何だっけ」という状態が、現在進行形でも続いているように思う。

だから日記を読んだとき、過去に新しい自分を発見したような、不思議な気分になった。自分が嫌いで、とりわけ過去を否定して貶して、少しは変わったんだと今を正当化しないと落ち着かない私だけど、この日記はできる限り残しておきたいと思った。

そうやって少しずつ、過去を認めて積み重ねていけるといいのかもしれない。だからどうかこの文章も、いつか未来の自分が読んだときに、「仕方のない奴だな」と受け止めてもらえますように。

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