11月11日、某ショッピングサイトが大規模なセールを開催していた。何気なく覗いてみたところ、以前から狙っていた商品が定価の約30%オフになっているではないか。
こんなチャンスはきっと早々ない。しかも在庫をみたら「残り僅か」の文字。焦る。とはいえ、割引後の価格もそれなりに高い。妻にも許可を取ってないし。どうしよう。
…と、頭では悩みつつも気付いたら指が勝手に購入ボタンをポチっていた。うける。
前置きが長くなってしまったけど、そんな経緯で購入したのがバルミューダの加湿器「Rain」。通称、壺。今回の記事では、この壺を約3週間ほど使ってみた感想や気付いた点を紹介しようと思う。
どでかい箱が届いた
外箱はこんな感じ。横のエリエールで比較になっているか分からないけど、とにかくでかい。重さも含めて、そこらへんの空気清浄機と何ら遜色ないサイズ感。
そしてこちらが箱の中身。最初は各パーツが分解された状態なので、説明書をもとに組み立てていく。
なお、今回購入したショップではロゴの入った収納袋(写真左上)を付けてくれた。ただ、さすがに持ち運ぶ気にはなれないので、何か別の用途で使おうと思う。
壺を組み立てから水を注ぐまで
組み立て自体は難しくなく、5分もあれば写真のようなでかくて怪しい壺が完成する。
電源を接続後、早速、壺の上部から水を注いでみる。
この注ぎ口が特徴の1つで、この壺は給水時に面倒なフタの開閉やタンクの着脱を必要としない。ただドバドバ流し込めばいいだけなのでめちゃくちゃ楽。
ちなみに、ジョウロ代わりに使っているのは同じくバルミューダの電気ケトル「The Pot」。実は我が家のバルミューダ製品はこれで3つ目だったりする。(もう1つはトースター)
注いでいる間はタンクの貯水状態がリアルタイムで表示される。状態を示すレベルは1~5まで5段階あり、満水になったら完了。公式スペックによるとMAXで4.2リットル入るらしい。
なお、電源ボタンは後ろ側にある。その上にあるのはWi-FiのON/OFFボタン。今回やや値段の高いWi-Fiモデルを買ったので、専用のWi-Fiアプリに接続すると電源や運転モードをリモートで制御できる。
また、電源ケーブルは下の隙間から通す構造となっている。(写真は組み立て前なので未接続)
壺を動作させてみた
運転モードは設定した湿度に合わせて動作する「オート」と、風量を自由に変更できる「マニュアル」がある。
この運転モードの変更方法がまたユニークで、壺上部にあるリング状の縁部分をぐるぐる回すことで切り替える。ちなみに決定するときはリングをクリックする感覚で軽く下に押す。
現在の運転モードや湿度といった基本情報は液晶画面で常時確認できる。かっこいい。
風量は1~5まで5段階あり、1は全然静かだけど、3あたりから気になるレベルとなり、5はかなりうるさい。我が家では基本オートで、音が気になるときはマニュアルで1か2にしている。
実際に約半月ほど動かしてみた電気代がこちら(安っ)。季節的な要因(月後半はほぼ雨で休眠状態だった)もあるかもだけど、これならこまめに電源OFFとか考えなくて済みそう。
フィルターを掃除してみた
壺を購入した最大の理由の1つが「掃除が楽そう」という点。
以前持っていた加湿空気清浄機は給水タンクやフィルター部分が掃除しづらく、気付いたときには何とも言えないカビ臭が消えなくなってしまった。
その点、この壺は冒頭に見せたとおり全てのパーツが分解でき、かつ水洗いできる。先日、実際にフィルター掃除をしてみたけど、バケツを丸ごと洗っているような感覚で超簡単だった。
掃除は以下の動画を参考にした。分解から掃除して元の状態に戻すまで、だいたい15分もあればできると思う。慣れればもっと早いかも。
また、本体内側にも簡易的な説明書きがあるので、手順を忘れたときに便利。
なお、2週間使うと自動で液晶画面にクリーニングを促すマークが表示される。掃除の頻度はこれを目安にするといいだろう。
少し気になる点
最後に、この壺の少しだけ不満なところを紹介する。
水滴が残って痕になりがち
給水後、どうしても水滴が引ききらずに数滴残ってしまう。
構造上、こればかりは仕方ないと思うけど、少し厄介なのはこの水滴をそのまま放置していると白い痕が残ってしまうところ。
なので毎回布やティッシュで拭き取っているけど、この運用をどうにか端折りたい。何か良いアイデアはないだろうか。
まとめ
見た目のインパクト重視で買った感は否めないけど、実際に使ってみて、その使い勝手や機能含めてとても良い製品だと感じた。この壺なら無理やり売りつけられても悪い気はしないだろう(?)。
これからの時期さらに乾燥して加湿が重要になると思うので、まだ加湿器を購入していない方、買い替えを検討している方に、ぜひ有力候補として推薦したい。おすすめです。