【LiteSpeed】Swapを設定してGCEのf1-microサーバでも安定運用を目指す

LiteSpeedでWordPressを半年以上動かしてわかったことは、「メモリが少ないと頻繁にハングする」ということ。

実際、メモリが0.6GBのf1-microサーバ(GCE)では3日に1回くらいアクセス不可が発生していたけど、メモリだけ3GBに増やしたら一切起きなくなった。

とはいえ、無料で使えるf1-microは変えたくないし、キャッシュ機能などが充実しているLiteSpeedも離れがたい。どうにか現状のリソースで対応できないか、と考えた末、Swapを追加すればいいんでない?と思い付いた。

Swapの設定方法

早速、現在のSwapを確認してみる。

$ sudo swapon --show

なにも表示されない。どうやら、GCPのMarketplaceから作ったOpenLiteSpeedサーバだと、デフォルトではSwapが設定されてないようだ。

というわけでSwapを新規作成する。手順は以下のサイトを参考にさせてもらった。

Ubuntu 18.04 LTS でスワップファイルを作成・拡張する - 無題の備忘録
メモリ 16 GB のマシンに Ubuntu Desktop 18.04 LTS をインストールして使っているのだが、デフォルトのまま適当にインストールした結果、swap が 2GB しかなかった。 仮想マシンを起動して作業したい事情があっ...
Ubuntu 18.04でスワップスペースを追加する方法

まず、Swap領域として使うファイルを作成する。

$ sudo fallocate -l 4G /swapfile

一般的に、サイズは実メモリの2倍(今回の場合は0.6G×2=1.2G)が目安らしいけど、なんか心許ない気がして4Gにした。正直適当。

作成したファイルの権限を変更する。

$ sudo chmod 600 /swapfile

作成したファイルをSwap領域として指定する。

$ sudo mkswap /swapfile

Swap領域を有効化する。

$ sudo swapon /swapfile

この状態では再起動時にリセットされてしまうため、起動時に自動でSwapがマウントされるように、fstabに追記する。

$ sudo vi /etc/fstab
/swapfile none swap sw 0 0

ここまで3分もかからず。

最後に、Swapの動作状況を確認してみる。

$ sudo swapon --show
NAME      TYPE SIZE  USED PRIO
/swapfile file   4G 85.5M   -2

無事動いている様子。めでたし。

で、実際どうなの

設定して1週間ほど動かしているけど、今のところ問題なく動作している。

少し気になるのはSwapの使用量が緩やかに上昇し続けてること。どうやら以下のコマンドで意図的に解放(RAMへの反映?)するまでは単調増加するのだとか。

$ sudo swapoff -a && swapon -a

増加量は1日当たり数十MB程度なのですぐに対処する必要はなさそうだけど、いちいち気にするのは面倒なので、いずれ自動化したい。

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