今更ながら

昨年10月に、従姉の結婚式のために搭乗した、羽田発ホノルル行きの飛行機内で書いたメモ。

寝不足なのに、久々のフライトからか、はたまた前日に栄養ドリンクを飲みすぎたからか、うまく眠れない。

怒涛のような日々だった。単に仕事が忙しい状態は一年前から続いているけれど、今夏にチームリーダーを任されてからの時間密度と責任感は、かつて経験したことのないレベルだった。

その中で、先月末の有給消化のための連休と、今回のハワイ旅行は、ひとつの節目というか、区切りというかゴールというか…。

何度も挫けそうになる中で、「とりあえずここまでは頑張ろう」というポイントだった。

小説やロールプレイングゲームなら、ここで完結してもいいような気さえする。でも、実際の世界は続く。私が死ぬまでずっと続いていく。旅行前にうまく片付かなかった課題や、旅行後に予定しているイベント対応が、帰国したら待ち構えている。

メモはここで唐突に終わり。睡魔に襲われたわけではなく、あれこれ心配し始めたら何が言いたいのか分からなくなり、文章に行き詰まったからだと記憶している。実際、本当に多忙のピークがきたのは帰国後で、あの旅行は通過点だったなと後になって痛感したりした。

自分自身の人生に対する考え方として、「いつ終えても悔いはない」というのは正しい表現ではなく、正確には「今ここで終わってしまえばいいのに」だと、そのとき改めて認識した。今が人生で一番幸せだと自信を持って断言できるのに、こんな生活で本当に良いのだろうかという不安感を常に抱いている矛盾も、きっと同じところから来ているのだと思う。

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