完全ワイヤレスイヤホン「AVIOT TE-D01g」を購入した

「AVIOT(アビオット)」から新型ワイヤレスイヤホン「TE-D01g」が発売された。

1万円以下、イヤホン単体で10時間連続再生、IPX7の防水と気になるワードがいくつも付帯する本製品。発表直後から注目されていたが、約一ヶ月前に予約した甲斐あって発売初日に無事ゲットできた。今回は外観や第一印象についてレビューしたいと思う。

AVIOTとは

バリュートレードという日本企業が立ち上げたイヤホンの新興ブランド。自社開発しているイヤホンは「Japan Tuned」を掲げ、日本人好みの音を追求している。

そもそも、近年のイヤホン市場は高品質と低価格を実現した中国ブランドの躍進が目立っていたと思う。特にそれはBluetoothのワイヤレスモデルで非常に顕著で、実際にAmazonでは売上上位が中国製品でほぼ独占状態だった。

ただ、左右独立した完全ワイヤレスイヤホンではAVIOT含む日本メーカーの優位性が目立つ。特に、接続品質と使用時間の長さはとにかく優秀で、それを支えているのがクアルコム社の最新チップ(QCC3026、QCC3020)だ。この「TE-D01g」でもQCC3020が採用されている。

パッケージ

まずはパッケージ。写真が下手でテカリがひどいけど、どことなく懐かしさを感じる透明プラの包装。ちなみに色はネイビーを選んだ。

中身のイヤホン、ケース、付属品はこんな感じ。しっかりした日本語の説明書が同梱されたイヤホンを買うのってほんとに久々かもしれない。

イヤホン本体

イヤホン本体。シンプルな作り。ネイビーの場合、金属部分は金色で塗装されている。なお、前モデルの「TE-D01d」では落下防止用のフィンが付いてたけど、本モデルは採用していない。その分本体も小型化されているから問題はなさそう。

また、付属のイヤーピースでは透明色のシリコンタイプの他、黒の低反発フォームタイプが同梱されている。フォームタイプのほうがシリコンよりも遮音性が高いため、周囲の音を気にせずに音楽を楽しめると思う。音質の違いについてはこの記事の後半で検証する。

ケース

ケース。軽い。そしてコンパクト。初めての完全ワイヤレスイヤホンだけど、店頭で他製品と比較してみた限り最小クラスなのは間違いないと思う。これで50時間も再生できるバッテリーを搭載してるから凄い。

また、今までのAVIOTモデルでは充電端子がMicroUSBだったけど、今回初めてUSB-Cが採用された。個人的にスマホやノートPCといったガジェット類をUSB-Cで統一し始めているのでこれは嬉しい。

実際に使ってみた

実際に耳に装着するとこんな感じ。

落下防止用のフィンは付属していないけど、心配していたフィット感は大丈夫そう。本体が軽いのでイヤーピースだけで十分固定される。頭を振っても落ちる気配はないし、軽いランニングくらいなら全く問題ないだろう。

続いて音質だけど、(レビューできる語彙がない上、格付け番組の音楽チェックでほぼ毎回外すくらいポンコツだということを予め了承してもらった上で述べると)一つ一つの音がとても細かく、クリアに聴き取れる。表現が適切か分からないけど、今までフルHDのテレビだったのが4Kになった感じ。低音ももわっとした感じはなく、意識しなくてもそれぞれの音域の音色を区別できる。ボーカル音についても潰れたり耳障りになることもなく、とにかく全ての音がとても丁寧に表現されている印象を受けた。

さらに、イヤーピースをフォームタイプに変えるとその特徴がさらに際立つ。周囲の音が遮断されるからか、質感が増してボーカルの息遣いや楽器の残響のような繊細な音も感じ取ることができた。しばらくはこのフォームタイプを使っていきたいと思う。

今後さらに使い倒していく

というわけで、今回はあくまで第一印象のレビュー。今後使い続けることでエージングされて音も変わるだろうし、操作性や機能もまだ確認できていない部分も多い。また数日後に改めて感想をまとめようと思う。

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